『メルヘン・メドヘン』は2017年から2018年に集英社の「ジャンプスクエア」に掲載され、その後テレビアニメ化されました。
このアニメのテーマはテーマは「物語」。
「物語」と関わることで起こるさまざまな出来事を糧にし、少女達が彼女達の「物語」と出会い、紡ぎ、成長していく様子を描いています。
ところがこのテレビアニメ放映中に、『メルヘン・メドヘン』の公式ツイッターからこのようなお知らせがなされました。
『メルヘン・メドヘン』いつもご視聴有難う御座います。 3月末につき放送が一旦終了となる上で今週放送の第十話の番組表情報では「終」マークが入っておりますが、 第十一話と第十二話につきましては既報のとおり「決まり次第発表」させて頂きます。#メルヘンメドヘン
— 『メルヘン・メドヘン』公式 (@maerchen_anime) March 27, 2018
つまりこの時、「第10話」までは放映するけれど、「その後の第11話と第12話はいつ放送するかわからないよ」ということになったのです。
一時、いったん打ち切り状態になってしまったのですが、なぜこのようになってしまったのでしょうか。
また第11話・第12話はその後、どうなったのでしょうか?
今回はこのことについてお話したいと思います。
尚、ここから先はネタバレ情報を含みますので、「ネタバレは嫌だ!見るまで何も言わないで!」という方は、こちらのリンクから直接『メルヘン・メドヘン』をご覧くださいね。
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「メルヘン・メドヘン」が打ち切りになった理由
では『メルヘン・メドヘン』はなぜ打ち切りになったのでしょうか。
結論から言うと、どうやたらアニメ画像(作画)のクオリティーが原因だったようです。
経緯を説明すると・・・
最初は問題がなかったのですが、回数が進むごとにアニメのクオリティがひどくなっていき、視聴者からクレームが多数寄せられてしまいます。
第8話が終わったところで、クオリティーを上げるために2週間ほどあけて、その次の第9話が放映されました。
メルヘンメドヘン 10話で打ち切りかよ・・・・
9話のあの作画状態なら仕方ないけど
カントクファンとして期待していただけに怒りを覚える・・・
が・・・アニメ業界がブラックすぎることが一番の原因では?
制作会社の社員、経営陣への抵抗でわざとあの9話放送しただろwwww#メルヘンメドヘン pic.twitter.com/2s76FHl88X— うひー (@nereus01) March 26, 2018
実際ツイーターでは「作画崩壊」などといった言葉も飛び交っていました。
作画崩壊とは?
ツイッター上では当初『メルヘン・メドヘン』が作画崩壊しているのではないかという声が多く見られました。
アニメ動画には、動きを自然でなめらかにするためにそこにはめこむ「作画」があり、その作画は必要枚数が決まっています。
しかしこの枚数が足りないと、アニメの動きがカックン、カックンという不自然なものになります。
当時放映された『メルヘン・メドヘン』のアニメも、このような状態になってしまっており、「作画崩壊」と言われてしまったのです。
作画崩壊になった理由
それにしても、そもそもなぜ「作画崩壊」を起こしてしまったのでしょう?
メルヘンメドヘン10話。作画は持ち直したというか、見違える程になってるし、お話的にも面白くなってきたのに、思いっきりヒキで終わってるのに「今回で終了です」のテロップ。これはキツイなあ。観てる方もだけど、関係者の皆様体を壊さないで下さい。。
— ちょえ (@choe1990) March 30, 2018
この前のツイートでは
「アニメ業界がブラックすぎることが一番の原因では?」ということが書かれてありましたね。そしてこのツイートでは「関係者の皆様体を壊さないで下さい。」とあります。
元々アニメ業界では作業する人が人手不足。長時間労働を余儀なくされているという一面もあります。
実際、30分ほどのアニメで使う作画は3000〜4000枚前後は必要だと言われています。
しかしアニメーターさんが一日に描ける作画はせいぜい10〜20枚程度。6日フル稼働しても描けるのは60〜120枚です。
3000枚の作画を描くには30人近くいなければならない計算です。
(しかし30人もアニメーターを抱えるとなると相当の人件費になりますね。しかも仕事はこのアニメだけではないでしょう。)
実は2018年のこの時期はインフルエンザも流行った頃です。
そういった劣悪な労働環境の中、インフルエンザなどもあり、充分な作画を仕上げることができず、作画崩壊が起き、その問題を解消する見込みがなく、結局第10話で打ち切りになったと見られています。
このように作画がひどいと言われた『メルヘン・メドヘン』ですが、実際見た人の評価や感想を次に見てみることにします。
「メルヘン・メドヘン」の評価
実際『メルヘン・メドヘン』を見た人の評価を見てみると・・・
メルヘンメドヘン、ちゃんと時間かけて作ってあげたらもうちょっと評価されてたと思うwww
— しゃくひろ【サモナー】ship5 (@shakuhiro_3) May 29, 2019
そういやオタクにメルヘン・メドヘンを推してたけど無事「話は良い」との評価をいただきました
— tree (@tree_1508) May 6, 2019
そもそもメルヘン・メドヘンもちょっと作画崩れてるところがあったくらいでとてもよかった思い出ばかりなので、世間の評価がよくわからない
— 綴ル (@block_of_crash) December 6, 2019
『メルヘン・メドヘン』は、「作画」のまずさは多くの人が指摘していますが、だからといって、こてんぱんに批判されているわけではありません。
むしろ、それを上回るほどの高評価を得ているのは、ストーリーの「面白さ」にあると言えます。
メルヘンメドヘンは作画クソだけど中身は割りと良い方だと思う 5話以降はテンポ良いし、主人公の成長をストレートに表現してる感じが見てて爽快 予想に反して12話で綺麗にまとめそうな様相を帯びててこれも高評価 原作評価の高い作品だという片鱗は見せつけたと思う
— Koyama (@asai1510) December 18, 2018
そして更には中途半端とも思えるような打ち切りに対しても、クオリティを上げるためにしたことだから評価できるという声もあるほどです。
メルヘン・メドヘンはラストまで強行せずに一回止めて11話以降の放送先送りにしたところも評価できると思う
クオリティ上げるためとはいえなかなかできることじゃない— NiNon (@NiNon_SloSta) October 18, 2018
「メルヘン・メドヘン」の第11話・第12話はどうなった?
2018年の3月に一時打ち切りを宣言した『メルヘン・メドヘン』ですが、約一年後の2019年の4月25日に第11話と第12話が放映されました。
今メルヘン・メドヘン見終わったけど
修正版だけどこのアニメ普通に面白くない?
評価低い意味がわからない
星5中星4ぐらいあっても良い気がする— きなこ(おいしぃ) (@MK_kinako) May 2, 2020
修正版ではどうやら問題なく見られるようですね♪
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本ページの情報は2020年12月時点のものです。
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