映画 「望み」の 犯人は誰?あらすじとネタバレの感想 | 石田ゆり子と堤真一共演

映画 「望み」 邦画

映画『望み』は雫井脩介氏のサスペンス小説「望み」が原作で、2020年10月に劇場公開された作品です。

裕福な建築家一家。ある日息子の友達が殺害され、それとともに息子ともうひとりの仲間が失踪します。
警察から息子の殺人事件の関与を疑われます。ネットには息子が犯人だと決めつけた誹謗中傷。憔悴仕切っていく両親。

 

今回はこの映画をネタバレさせます!

犯人は誰なのか? そしてどんな内容なのかについてお伝えしようと思います。

尚、ここから先はネタバレ情報を含みますので、「ネタバレは嫌だ!見るまで何も言わないで!」という方は、こちらのリンクから直接、映画『望み』ご覧くださいね。

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映画 「望み」の 犯人は誰?

冒頭で「殺人事件」が起き、息子が行方不明になり、警察から犯人ではないかと疑われた..と紹介しました。

ズバリ、この息子は「犯人」ではありません。

映画の中では母親が、自分の息子が犯人ではないかと疑います。(しかし父親は息子の無実を信じます。)

しかもこの息子はその後、遺体で発見されます。

では誰が犯人だったかというと、上級生達だったのです。

映画『望み』のネタバレの感想と評価

この映画の大枠はつかめたと思いますので、この映画を見た人達の感想を紹介しながら更にネタバレをさせていただきます。

※著作権の関係があるので、原文の意味、ニュアンスを変えずに書き改めています。(原文は出展URLからご確認頂けます。)

感想の上にある評価は5段階評価です。

低い評価

まずは低い評価をつけてる感想から見てみましょう。

 

○評価:★☆☆☆☆(1.0)

この映画の感想は、昭和のドラマスペシャルみたいなシナリオ、流れが掴みづらい時間軸、
何もヒネリのないサスペンス要素、共感できない家族の心理で、今更こういうのを見せられるのかという感じでした。(堤真一は好きすが)

建築設計者の旦那一登とホームワークの出版業の妻貴代美
高校生の長男規士(ただし)と中学生の次女雅の石川家

一見幸せそうに見えましたが、最近ケガでサッカーが出来なくなった規士の様子が変でしたがそのまま失踪。

当然夫婦は心配しますがテレビで高校生の殺人事件が発生。数人の高校生が現場から逃走と言った報道がなされ、規士の関与が明るみになるとマスコミの取材報道や、世間に殺人犯扱いされ一家の周囲は一変。

息子は犯罪にどう関わったのか?加害者か被害者か? 家族はどうであってほしかったのか?がテーマになります。

この一連の流れがツッコミどころ満載でした。

まず画面にいちいち日付が出るんですが、事件発生の1/5から全容が判るまで1/9と数日にも
かかわらずマスコミの過熱取材から近所からの糾弾行為。被害者の葬儀まであまりに急展開に進んでいってリアリティがありません。

また一登は規士をたとえ被害者として生きていなくても加害者であって欲しくない、
貴代美は加害者であってもいいから生きていて欲しい、というそれぞれの望みの違いで対立しますが、なんでその二つしか選択肢がないのかわかりません。

被害者でも生きている可能性はあるし、加害者でも死んでいるかもしれないし。

確かに貴代美は記者から情報を得たりしましたが、全部仮定の話で作り上げられる「望み」でしかありません。

なぜそんなグラッグラな軸でストーリーを進めなければいけないのかが最後まで理解できませんでした。

だって裏返せば、旦那は仕事上の面子もある息子は被害者であって欲しい。妻は息子は生きていて欲しいから殺人犯でもいい。次女は自身の受験のために兄は被害者であって欲しい、というとんでもない望みが出てきてしまいます。

事件発生から2,3日の段階で考える事って、普通の感覚からすればただ無事で生きていて欲しい、無関係であって欲しいというだけじゃないですかね。

ヘンに日付とか出すからこの辺の経時的変化がおかしくなっちゃってます。でもって、事件の描写もなんかうまくない。

銃社会でもないのに2人のヤンキー2人殺害するとは想像がつきづらい。規士が結局死んでしまうなら犠牲者は1人のほうが考えやすかったはず。

あと、冒頭から出てくる石川家の自宅ですが、ハッキリ言ってコントのセットにしか見えません。パラサイトの金持ち家の家に比べてあまりにショボすぎます。

(出展:https://eiga.com/movie/92720/review/02417398/

 

○評価:★★☆☆☆☆(2.0)

何でもかんでも説明しないと気が済まないクドさが、意味ある題材を浪費させ疲れてしまった。

我が子は加害者か被害者か?殺人犯か殺されたか?俺はあいつを信じる!ただ生きててほしいだけ!

いちいちしつこい描写に、「もう分かったから、胃もたれしちゃうよ」ってなった。

分かりやすくバッチバチに作られた照明。カメラ角度付けたり、いちいち御丁寧に挟みこまれる回想。この辺りは本当にTVドラマ的だし、観客を信頼していなさすぎる(信じるという作品の内容と相反する)。

そして、クソ報道陣描写やネットの声も分かりやす(く怖)いのなんて、語弊を恐れずに言ってしまえば、よく見るもの。

堤幸彦アレルギーが…なんかな〜モッサリしてるんだよな〜
やっぱりTVサイズで丁度いい。

それと松田翔太と仲良いのかね。記者側の顔とか抜く必要あったかな。

(出展:https://eiga.com/movie/92720/review/02502304/

 

○評価:★★★☆☆☆(3.0)

面白かったけど、息子を持つ身としてはかなりしんどい映画だった。

息子を思う気持ちは一緒だけど、父と母でその考え方が違うのがリアルで良かった。

被害者であっても無実であって欲しいと願う父と、加害者でも良いから帰って来て欲しいと言う母の気持ちが、生んだ人の本当の声のような気がして観てて辛かった。
ハンバーグをこねるシーンなんか畏怖すらありました。

父と母の息子を思う気持ちがこの映画のテーマだと思うのだけど、テーマとは別にこう言う事件モノに出て来るマスコミには本当に腹が立つ。マスコミの正義ってなんなんですか?面白がってませんか?といつも思う。

父と母に重きを置き過ぎて、妹の兄の事件のせいで自分の将来はどうなるんだ?と言う不安や追い込まれて行く様が案外軽く描かれてるような気もしました。

息子を信じる女子生徒たちが、何故そこまで信じるのかが描かれてなくて、イマイチ息子への深掘りが出来てないと言うか、感情移入出来なかったのが残念でした。

ただ堤真一の泣きの演技は素晴らしかった。堤真一の心の揺らぎを観るだけでも価値ありと思います。

(出展:https://eiga.com/movie/92720/review/02502956/

この映画の評価は「高い」ものが多く、低い評価をしているのがかなり少ない印象を受けました。

他の作品では評価が「1.0」や「2.0」が目立つものもあるのですが、この作品は「4.0」や「5.0」のものが多く、全体的には「高い評価を受けている作品」としてとらえていいと思います。

 

高い評価

では、高い評価をつけた作品の感想を次に見てみましょう。

 

○評価:★★★★☆(4.0)

息子が行方不明になる。
母親と父親の考え方の違いが…。加害者。被害者で人生が大きくが変わる。
規士(ただし)の可愛い写真から始まり家族写真が幸せな家族を思わせる。

母親は(石田ゆり子)犯罪者でもいいから息子に生きてて欲しい。そして加害者だと思い込んでいる。

父親は(堤真一)息子を犯人と決めつけていない。その思いが切実に伝わってくる。あいつはやってない。殺るはずがないと堤真一の思いがとても熱く。自分自身に言い聞かせながら……。息子を最後の最後まで犯人でないことを信じている。

息子の机の中からナイフ出てきた時、間違いなく犯人ではないと確認した。

真実を知った時。

優しい子ほど自分で解決しようする。と 警察の話を聞いてなんとも言えない思いが。。
息子は人を殺す子供でないということを信じていたところに。
そして死んでいる息子と対面する。私は経験がないので解からないです。本当の悲しみや苦しさは。わからない。

母親の辛い気持ちも。父親の辛い気持ちも。そして妹の雅の辛さも。それぞれの辛さがある。

なかなかすぐには受け入れられない思い。でも。なんか。救いはあった気がする。望みがある。タイトルどうりです。

(出展:https://eiga.com/movie/92720/review/02501743/

 

○評価:★★★★★(5.0)

まだ私の息子は小さいですが、同じ状況になってしまったら、、と感情移入しながら観ていたのでとにかくしんどかったです。

殺されていて欲しくないけど、加害者でも嫌。どっちになっても辛い現実である事に変わりは無いのだけど、、ラストのおかげで救われたような気持ちです。

母の「私の知ってるタカシそのものです」という言葉で更に泣けました。

(出展:https://eiga.com/movie/92720/review/02505538/ 

 

○評価:★★★★★(5.0)

経済的にも比較的余裕のある幸せ(と言って良いだろう、息子は思春期まっさかりだけれども)な家庭に起こった衝撃。

息子は殺人犯か被害者か。殺人犯であっても生きていて欲しいと願う母と、例え殺されていようと無実を信じたい父。どちらの気持ちも痛い程分かる。

そして、2人の狭間で、将来への不安に押し潰されそうになりながらも、兄を憎むに憎めない妹の気持ちも分かる!こんなに心揺さぶられる作品は久し振りだ。

兄の最後の行動に救われたと言った母の言葉が印象的。妹の高校入学で撮った3人での家族写真にはやられました。

堤真一、石田ゆり子、清原果邪という演技派ばかりのこの作品は間違いなくオススメです。(彼の名誉のために加えると、岡田健史さんも一般的には演技派と呼ばれないかもしれませんが、この作品は非常に良かったです。)

(出展:https://eiga.com/movie/92720/review/02432030/

 

先ほどもお伝えしたように、この作品は「高い」評価の感想が多いです。
そして、「非常に考えさせられる」と感じた人が多いです。

「自分だったらどうするか」と、自分に置き換えて考えさせられる作品だということでしょうね。

大枠のネタバレはさせてしまいましたが、「自分だったらどうするのか」ということを考えるチャンスになる作品です。特に息子さんがいるあなたにはおすすめの作品になるでしょう。

勿論、「息子はいないけど見てみたい!」という方も、こちらのリンクから直接、映画『望み』をご覧くださいね。

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本ページの情報は2021年2月時点のものです。
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