「最高の花婿 アンコール」の あらすじと見どころ | 多国籍ファミリーと多様性の問題をコミカルに描写!

最高の花嫁 アンコール 洋画

あるフランス人夫婦が大事に育た4人の娘達。

上の3人の娘は外国人男性と結婚し、末娘もアフリカ系の男性を家に連れて来ます。そのことで問題が一気に勃発!家族の危機が??・・・と思いきや、そこはユーモアたっぷりに描かれていています。

現在ヨーロッパや日本でも問題になっている「多様性」という深刻なテーマを「コメディー」として描いたユニークな作品、『最高の花婿 アンコール』。

 

今回はそんなこの作品のあらすじと見どころをご紹介します♪

尚、ここから先はネタバレ情報を含みますので、「ネタバレは嫌だ!見るまで何も言わないで!」という方は、こちらのリンクから直接『最高の花婿 アンコール』をご覧くださいね。

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「最高の花婿 アンコール 」のあらすじ

それでは早速この作品のあらすじを「起承転結」に従ってお話していきますね♪

 

起:娘婿達は全て異なる文化背景を持ち常に衝突

クロードとマリー(ヴェルヌイユ夫妻)はフランス西部のロワール地方に住み、4人の娘達を育てあげました。

上の3人の娘達は全てフランス人以外と結婚しました。

長女のイザベルはユダヤ人の弁護士(ラシッド)と結婚。
次女のオディルはアラブ人の実業家(ダヴィッド)と結婚。
三女のセゴレーヌは中国人の銀行マン(シャオ)と結婚。

ちなみに次女の夫は事業に失敗しています。

 

夫妻は末娘(ローラ)にはフランス人と結婚し、教会で結婚式を挙げて欲しいと願っています。

 

そんなある日、久しぶりに娘達夫婦が家にやって来ます。

しかし、お互いの家族(夫)同士、差別的なことや偏見に満ちたことを言い揉めてしまいます。娘達も夫を否定することはしません。

ヴェルヌイユ夫妻はほとほと困ってしまうのでした。

 

承:婿達との問題は解決するが・・・

こんな状態で、娘達が集合すると揉めてしまいほとほと困ってしまっている妻のマリー。かといって娘や孫たちに会えないのは寂しい。

そんなある日彼女は体の不調に気づき、病院に行くと「うつ病」の診断をされます。

彼女は、娘の夫の国の習慣や宗教などを理解しもっと関係を良くしたらいいのではないかと思い、再び娘達家族を家に招待します、

クロード夫妻はその日、娘達家族に配慮をしもてなします。

そのおかげあってか、娘の夫達も互いに打ち解け、娘達もお互い交流するようになります。そしてそれ以降、娘達もクロード夫妻を訪れることが多くなり、孫の面倒を見たりします。

ある日、あるフランス人男性が末娘のローラを訪ねてきます。

その男性を恋人だと勘違いした夫妻。「フランス人」であることに大喜びします。

しかしローラには喜劇役者の恋人がいて、プロポーズをされていました。

そんなローラは両親に「結婚したい人がいる」と言います。

当然、両親はあのフランス人男性が彼女の相手だと勘違いをしたままです。

しかも相手はカトリック教徒だというのです。

ヴェルヌイユ夫妻は、末娘のローラは教会で結婚式が挙げられると思い大喜びします。

 

転:末娘の恋人の父親が手強い

ヴェルヌイユ夫妻とローラの相手との食事会の日がやってきます。

ローラの恋人がフランス人だと思っていた夫妻は、現れたローラの相手を見て驚きます。

彼はアフリカ人。

シャルルと名乗るその青年は礼儀正しく、ウィットに富んだ話とジョークで、その場はなんとか和やかに過ぎました。

 

ところがシャルルの父はフランス人に差別されたくないという多いが強く、結婚式では料理はアフリカ料理にしろと言ってきたり、400人もの招待客を呼ぼうとしたり、果ては費用を全額、ヴェルヌイユ夫妻に払わせようとしたのです!

 

結婚式の準備にシャルルの両親がやって来ます。

シャルルの母親はとても優しく、母親同士は意気投合します。

ところがそれとは対照的に、父親同士はいがみ合ってしまいます。

 

憤慨したクロードは突然「旅に出る!」と言い出します。そのせいでマリーはうつ病が悪化してしまいます。

二人は離婚の危機に陥ってしまうのです。

上の3人の娘達はこんなことになったのはローラのせいだと言います。ローラは自分を責め、結婚は難しいのではないかと悩み始めます。

 

結:父親同士が結束

結婚式前日。

クロードとシャルルの父は釣りに出かけます。

釣りをしていると、突然クロードの竿に大きな魚がかかります。一人ではなかなか釣り上げられない中、シャルルの父が協力します。

しかしその途中、シャルルの父は手を噛まれてしまいます。クロードはハンカチで止血をしてあげるのです。

その後車で街に戻る二人は、娘と息子の結婚をどうやって辞めさせようか話し合います。お互い子供たちの結婚には反対とうことで一致していたのです。

お酒を呑みながら話し合う二人。遂には泥酔し、街でトラブルを起こし、警察に捕まってしまいます。

 

2人と連絡が取れないお互いの家族は心配をし、クロードとシャルルの父を捜しに出かけます。

釣り場でクロードの血がついたハンカチを見つけ驚くローラ。

その夜警察から連絡が入り、娘達はシャルルの父親を迎えに行きますが拒否されてしまいます。

ローラはますます罪悪感にさいなまれ、結婚を辞めてしまいます

翌日釈放されたクロードとシャルルの父。

しかしローラは家を出てしまっていました。

慌てたクロードとシャルルの父は駅に向かいます。

二人が駅に着くと、ちょうど列車が出発しようとしています。そしてシャルルがそれを見送っているところでした。

シャルルの父は「自分の花嫁を捕まえておけ!!」怒り、クロードと一緒に電車に飛び乗ります。

列車は既に出発しパリまで止まりません。しかしシャルルの父が急病を装い電車を止めます。

ローラと父親達は急いで教会に向かいます。

 

遅れたものの、ローラとシャルルの結婚式が無事に行われました。そして式が終わり、父親のスピーチの時間になります。

フランス人に差別されたくないという考えのシャルルの父は、フランス人家族に敬意を示した感動的なスピーチをします。

クロードもまた、多国籍の婿達に囲まれて世界に興味を持ったという感動的なスピーチを行います。

そして、妻のマリーに「再びハネムーンに行こう」と言うのでした。

 

「最高の花婿 アンコール 」の見どころは?

『最高の花婿 アンコール』の見どころは何と言っても、現在フランスの置かれている状況が見事に描かれていることです。

 

ヴェルヌイユ夫妻の「末娘には教会での式を挙げてもらいたい」というのがまさにそれで、それほど多様な国籍と文化背景を持つ人達がフランスに暮らしています。

アフリカからの移民も既に3世の時代になり、残念ながら差別問題も表面化しています。

しかしそんな深刻でデリケートな問題をユーモアたっぷりに描き、「コメディ作品」として見せてくれるところこそが、この映画の醍醐味とイエルでしょう。

 

なお、映画のエンディングの曲(「Qu’est-ce qu’on a encore fait au bon Dieu?(神様、どうしてこんな目に)」は、長女の夫役を演じたラッパーのメディ・サドゥアンの楽曲で、頑固で保守的な父親の気持ちを歌った歌詞になっています。

この歌も、この映画の最後を魅力的に飾ってくれています。

 

2014年に作られたこの映画ですが、まだまだ古くなく、「異文化を味わいたい!」「フランスの社会を垣間見てみたい!」というあなたにとって、見て絶対後悔しない作品に仕上がっています。

 

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本ページの情報は2020年11月時点のものです。
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