2020年6月に公開された映画『水曜日が消えた』は、「解離性同一性障害」を患う男性が主人公です。
今が旬の俳優の中村倫也(なかむらともや)さんが主演を演じたことでも話題になりました。
そんな『水曜日が消えた』がある映画のパクリでは?という噂があります。
そこで今回はその「パクリ疑惑」について、パクリと言われた元映画との類似点に触れながら、調べたことをお伝えしたいと思います。
尚、ここから先はネタバレ情報を含みますので、「ネタバレは嫌だ!見るまで何も言わないで!」という方は、こちらのリンクから直接『水曜日が消えた』をご覧くださいね。
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「水曜日が消えた」がパクリ?
水曜日が消えたってパクリ?
昔同じような映画見た。確か月曜が消えてそれを探すみいな感じ— すずにー (@szn_poke) June 23, 2020
Twitterを覗いてみると『水曜日が消えた』がパクリじゃないか?という声がかなりあります。そしてそのパクリ元については、
水曜日が消えたって映画、ものすごくセブンシスターズって言う映画ににてるんだけどパクリかな?
— プペル٩( ᐛ )و (@Puperu_01) May 1, 2020
とあるように、『セブンシスターズ』に似ているようです。
ちなみに、この『セブンシスターズ』という映画は、
2017年に制作されたイギリス、アメリカ、フランス、ベルギー合作のSF映画で、主人公が交代で一人の人間に成り済ます七つ子姉妹の運命を描いものです。
「水曜日が消えた」と「セブンシスターズ」
それでは『水曜日が消えた』がなぜ『セブンシスターズ』のパクリと言われているのか、詳しく見ていくことにします。
まず、この2つのそれぞれのストーリーはどんなものでしょうか。
「セブンシスターズ」と「水曜日が消えた」のストーリー
●セブンシスターズ
「セブンシスターズ」の世界では、少子化政策のために兄弟は殺されてしまう世の中。そこで7つ子(姉妹)は一人の人間を演じて生活しています。
そしてそんな中、月曜日を担当する女の子が消えてしまいます。
●水曜日が消えた
一方『水曜日が消えた』は、主人公が事故に遭ったことがきっかけで7人の人格を持ってしまい、毎日それぞれの人格に分けて生活をします。
そしてそんな中、水曜日を担当する人格が消えてしまいます。
「セブン・シスターズ」と「水曜日が消えた」が似ている点
✔一人の人間が異なる7つの人格がある
✔毎日異なる7つの人格が出てくる
✔途中で一人の人格が消える
確かにこれだけ見るとストーリーが随分似ていますね。では、異なる点はどんなものがあるのでしょうか。
「セブン・シスターズ」と「水曜日が消えた」が異なる点
✔「セブン・シスターズ」は7人の姉妹が一人の人間を演じているが、『水曜日が消えた』は一人の人間が7人の人格を持っている。
✔「セブン・シスターズ」は月曜日の人格が消えるが、『水曜日が消えた』は水曜日の人格が消える。
✔「セブン・シスターズ」ではグロなシーンが出てくるが、『水曜日が消えた』ではそういったシーンは出てこない。
✔ジャンルがそれぞれ異なる(「セブン・シスターズ」はSFホラー)。
『水曜日が消えた』と『セブンシスターズ』の違いは主に上のような点ですが、そもそもの話内容と展開が異なります。
実際に見てみれば一番分かるのですが、この2つは設定が似ているけれど、ストーリー展開が全く異なります。
人によってはそれを「パクリ」だと感じる人もいるでしょうが、人によっては「オマージュ」(インスパイアされたものとして)だと考える人もいると思います。
(私個人としてはパクリではなくオマージュ作品だと捉えています。)
「水曜日が消えた」の感想
それでは、この「パクリ」も含めて、実際『水曜日が消えた』を見た人がどのような感想を持ったか、評価とともに見ていきましょう。
なお、評価は5段階評価で表しています。
※著作権の関係があるので、原文の意味、ニュアンスを変えずに書き改めています。
原文は出展URLからご確認頂けます。
低い評価の感想
それでは最初に「低い評価」の感想を見ていきます。
○評価:★★☆☆☆(2.0)
演技派の中村倫也さんの七変化が観れるのかと思いきや、そこに重きが置かれているわけでなく、
多重人格者のミステリーかと思いきや、そうでもありません。なんだこれは?と思っていると、演技力のないミュージシャンが出たり、脚本も映像も演出も、全てにおいて中途半端です。
曜日で人格が違うという発想は、ものすごく面白いのに…。
○評価:★★☆☆☆(2.0)
多重人格という常人には共感しづらいテーマなので、その分ストーリーがよほど面白くなければならないのだと思うが、展開が予想の範囲内にとどまり、特段インパクト無く終わったように感じる。
全体的に病人の心理の理解を視聴者に丸投げしているような感じで、そのような病状が無いので入り込むことができなかった。
○評価:★★★☆☆(3.0)
器用に演じ分けをする役者さんなので、1人7役という触れ込みを楽しみに観に行きました。
しかし実際は、火曜日と月曜日の2人がメインで、他の5曜日の演技シーンはダイジェストでしか登場しません。
5曜日の視覚的違いは見せたものの、彼らの内面がどんな人か伝わって来ませんでした。
7役の演じ分けを最も楽しみに観に行っただけに、期待外れ感が否めませんでした。「1人7役」の先入観が無ければ、ミステリアスでファンタジーな展開や画作りが面白かったのですが、前宣伝や事前インタビューに影響されすぎたました。
7役のことよりも、多重人格により週に一度しか人格が巡ってこなければどうなるか、という目線の方が主軸ではないかと感じました。
高い評価の感想
それではこの映画を高く評価している人の感想を見てみましょう。
●評価:★★★★☆(4.0)
多重人格ものは期待を大きく外す場合があるのですが、この作品はちょうど良い具合の作品です。
曜日ごとに自分が入れ替わるという設定のため、1人7役あるのですが、ほとんど火曜日の1人を中心に描いていることが功を奏していると思います。
役者の演技力を前面に出した「ちゃんと7人演じ分けてるだろ」というドヤ顔映画にならずに、しっかり地に足のついた作品です。
ただし、各曜日の特性が見えにくいこともあり、最後の方のシーンにあった各曜日の生活スタイルを冒頭あたりで簡単に流してくれれば、より分かりやすかったかなと思います。
それから教授の動機も少し弱い感じで、ミステリーを期待すると物足りないかもしれません。
●評価:★★★★☆(4.0)
途中からホラー要素出てくるのかな?と、ドキドキしたけど、全然そんなことはなかったけれど、終始目が離せない展開で素晴らしい映画だった。
所々に挟まれる回想シーンが最初はよくわからなかったけど、徐々に流れを掴んできてそれもまた気持ち良かった。
最後鳥がいなくなって、死んじゃったの?って思った。
(なんでいなくなったのかそれだけが謎。誰か教えてくれ!)そして中村倫也がすごい!別にしっかり1人7役ってわけではなかったけど、演じ分けがしっかりしてて凄かった。
最後、しっかり役を演じ分けてて痺れた。
1番好きなのは月曜日かなぁ。。凄いテキトーな感じのキャラだったけど、中村倫也にぴったりだった。
他の人のレビューが低いのはちょっと設定がよくわからないってところだと思う。
それ以外は全く問題無いと言っていいほどの傑作。
最近観た映画の中でもトップクラスの作品だったと個人的には思う!最後の方もエンドロールも7人の仲の良さそうな感じが垣間見えて面白かった。
運転下手だし、虫歯できるし、大変だなぁ…。ぜひ観て下さい!
●評価:★★★★★(5.0)
曜日ごとに人格が入れ替わる主人公の中村倫也。火曜日が主人公でした。
火曜日は図書館もお店も全部閉まっていて楽しいことなんてない、と思っていた火曜の主人公が朝、目が覚めたら水曜日だった。
これが題名でもある「水曜日が消えた」にリンクしている感じです。水曜日を楽しんでいて、図書館の司書さんとデートもできたり幸せだったけれども「自分(火曜日)は水曜日の幸せを奪っている」ということに気付いて葛藤が生まれまる、、という作品です。
中村倫也さんファンには神作品だと思います。
僕に関しては、この映画で日々の有り難みというか、幸せを学びました。確かに火曜日しか生きることができない人生なんて想像もできないですし、絶対毎日つまらないです(笑)
しかし、その火曜日にも幸せはちゃんとあって気付いていないだけ。
毎日生きられる。
こんなかけがえのない幸せなんてこの世にはありません。毎日を大切に生きようと考えさせられた作品です。
「セブン・シスターズ」の「パクリでは?」とも言われましたが、ストーリー展開は全く異なるこの『水曜日が消えた』。
評価と感想を見ると、7人の人格がごちゃごちゃにならず、すっきりと分かりやすく見られそうですね。特に中村倫也さんのファンにはたまらない作品の一つでしょう。
「見てみたいな♪」と思ったら、こちらのリンクから直接『水曜日が消えた』をご覧くださいね。
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本ページの情報は2020年12月時点のものです。
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