テネットを分かりやすく解説!ネタバレ感想と評価 | 二度見必須?時間の逆行が見どころ

テネット 洋画

『TENET テネット』は日本では2020年9月に劇場後悔されたアメリカの映画で、時間の逆行を描いたタイムサスペンスです。

この「時間の逆行」は単純なものではなく、順行する時間と複雑に絡み合っているので、一回観ただけでは分かりにくいという声もあります。

 

そこで今回はこの映画を分かりやすく解説。更に分かりやすくするため、ネタバレの感想も紹介します。

 

尚、ここから先はネタバレ情報を含みますので、「ネタバレは嫌だ!見るまで何も言わないで!」という方は、こちらのリンクから直接『TENET テネット』をご覧くださいね。

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TENET テネットの解説

『テネット』は一回観ただけでは分からないことの方が多いです。分からないあなたが異常ではないのです。これを前提にして下さい。

それほどこの映画を難しくしているのは「時間」の概念です。そこでこのことについて解説します。

またあらかじめ「あらすじ」を把握しておくと、実際映画を見た時に分かりやすくなると思いますので、「あらすじ」についても触れてみたいと思います。

 

テネットの時間の概念

ふつう、「時間」は一方向にしか流れないという概念があると思います。

しかしこの映画では「回転ドア」のような装置で「時間の行き来」ができるといった感じになります。

ただし、この回転ドアのようなものに入った人や物(武器など)だけが時間に逆行でき、しかもこのドアに入った地点と時間からです。

好きな時間を行き来できるタイムトラベルとは異なるのです。

 

分かりやすく例えると、流れるプールでみんなが一定方向に流れている中、自分だけ逆方向に泳ぐような感じです。

そのため、先に結果があって原因が起こるようなことも発生するのです。

したがって、時間が順行していると思いきや過去と未来に挟まれてしまい訳がわからなくなってしまいます。

 

テネットのタイムライン

ちょっと分かりづらくなりましたので、この映画のタイムラインを整理して解説します。

・「オペラハウス襲撃」(前半部分)「ベトナムのボートの上」「スタルスク12の戦争」(後半部分)

→同じタイミングで起こっています。

この先にキャットがセイターに撃たれるシーンとなります。そしてこのシーンを軸として主人公の時間が逆行します。

 

テネットはどんなストーリー?(あらすじ)

『テネット』は「現代人」対「未来人」の戦争を描いた映画です。

しかし「未来人」は映画の中には出てきません。(ここがやっかいなところかもしれませんね)

どうしてかというと、タイムトラベルをしているわけではなく「時間に逆行」しているからです。逆行しているのだから未来人に会わないのです。

しかし未来人はその代理として「セイター」という悪役を使って戦争を起こそうとするのです。

 

ところで未来人がなぜ戦争をおこすのかというと、正常な地球環境が欲しいからなのです。実は
未来人が生きる地球は環境破壊のため破滅寸前だったのです。

 

TENET テネットのネタバレの感想

それではこの作品の評価を見ていきましょう。

評価は5段階評価で表しています。

※著作権の関係があるので、原文の意味、ニュアンスを変えずに書き改めています。

原文は出展URLからご確認頂けます。

 

低い評価

まずは低い評価をつけた人の感想を見てみましょう。

 

○評価:★★☆☆☆(2.0)

全然理解できなかったです。

世界を破滅させる理由もわからなかったし、逆行させると世界が破滅になることもわかりません。

逆行ありつつ過去へのタイムトラベルもできて逆行させずに、普通にタイムトラベルだけじゃだめだったのでしょうか。

更に言えば、最初からクライマックスのシーンにより前にあそこに潜んで待ち伏せして襲撃すればよかったのでは?

逆行させることで何が得なのかわかりやすくしてほしかったです。鑑賞中(???)がありすぎて集中できませんでした。

逆行も一部のものだけしてるってのも理解出来ません。
影響は弾丸だけに起こってるとか、過去から⇨未来またはその逆でも、間に別の事象が挟まれるっていうのもよくわかりません。

も少し説明をわかりやすくしてほしかったです。

これみんな一回見て全部頭に入ってきたのでしょうか?

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02476983/

 

○評価:★★★☆☆(3.0)

これに高評価をつけている人がいるとすればカッコつけているだけである。
これは、分かった風であればあるほどカッコいい…それくらい、カッコイイ映画である。
ルックも一流、撮影も、表現も、そして、なにより難解なストーリーが、理解してマウントをとりたくなる。

しかし、これは理解できない。
映画だけ何回も何回も繰り返し見てMEMOをとり、並べ替えて少しは理解できるかもしれないが、そもそもストーリーに破綻を含んでいる。しかし、そもそもそんなことは暗い映画館でできる訳もなく映画館にこだわるノーランとはマッチしていない。

難解具合が映画の楽しみを超えてしまっている。

こんなものは、引き伸ばして引き延ばして10話くらいの配信ドラマにして、難解なモノは先においてシーズン4くらいやれば良いと思う。(映画館鑑賞には向いてないが)

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02476078/

 

○評価:★☆☆☆☆(1.0)

時間の順行と逆行の戦いを交差させた斬新なネタだが、設定が難しくて理解不能。最初の鑑賞で内容を理解できた人はどれだけいるのだろうか。
解説サイトを推奨したい。

良い点
・世界観、脚本

悪い点
・設定に苦しい部分がある
・地雷ぽいのの爆発がしょぼい
・名前が無い

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02459868/

 

○評価:★★☆☆☆(2.0)

内容は難しいと聞いてはいたものの本当によく分かりませんでした。

今のシーンが現在なのか過去なのか、シーンや場所が点々とするからどういう話の流れになっているのか理解が追いつかなかった。

また、登場人物はとても多いわけではないのに、どういう関係性なのか明確に分からない人もいた。

終盤に出てきて戦闘してた人も、この人誰だ?ってなった。

理解できる人ももちろんいるだろうし、複雑なのが面白いという人もいると思いますが、自分には難しすぎてあまり楽しめなかった。

ただ、銃撃戦や爆発などの戦闘シーンはスケールがでかくて、米作!という感じ。

日本作ではなかなかみることができない迫力だったため、それはとても興奮した。

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02451871/

 

時間の逆行と順行が交差しているため、どこからどこか逆行しているのか、また逆に順行しているのかが把握するのが難しいようですね。

また登場人物の解説シーンが不十分のようで、「この人は誰?」ということにもなり、なおさら複雑になり「ついて行けない」という感想を持った人もかなりいそうです。

 

高い評価

では逆に高い評価をつけた人の感想を見てみましょう。

 

○評価:★★★★☆(4.0)

興奮と混乱が一気に押し寄せました。

私はまだ多くを理解できていないし、理解という呪縛から解き放たれてもいません。ただ、こんな映画は初めて。それだけは断言できます。

長らく時間との格闘を続けてきたノーランだが、さながら本作は「007」に時間の概念を掛け合わせた怪作と呼ぶべきでしょうか。

主人公、宿敵、ファムファタール、マクガフィンと全ての立ち位置は明確なのに、この映画は決して線形に進まないので、そこが厄介。

そもそも我々にとって「時間軸」とは、ストーリーから振り落とされないための安全ベルトのようなもの。

この固定観念のネジをちょっと緩めただけで、こんなに慌てふためく自分がいます。来るべき新時代の映画はかくも容赦なく進化していくのでしょうか。

その意味で本作は革命であり、パンドラの箱。
少なくとも、たった一度見ただけではスタート地点に立ったに過ぎません。

真の冒険は、起こるべきことを把握した上での、二度目以降に始まるのかもしません。

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02406049/

 

○評価:★★★★☆(4.0)

これだけCG全盛時代になっても、あくまでリアルに拘り「TENET テネット」ではボーイング747を購入して爆破しています。

本作ではこれまでと同様に内容をとことん考え、遂に設定が「時間の逆回転」にまで行っています。

しかも、これは「ドラえもん」のタイムマシンといったレベルの話ではなく、キチンと物理学的な考察を行なっていて、「時間の逆回転」をした場合に、人間は酸素を吸うことができるのか、等も考えられています。

そしてリアリティーのある「時間の逆回転」という概念に思考が追い付かなくなったり、視覚的にも「順行するもの」と「逆行するもの」が行き交ったりと、ここでも思考の混乱が出ます。

このように、視覚と概念の両面から「人間の脳の限界」に挑んでくるのです。

細かいトリックを含めると平均的には100個くらいは気付けない部分が出てくるのかもしれません。

しかし2回目を見ると、不思議と理解度が上がったりと、謎解きができてきて知的なエンターテインメント作品として成立することが分かってきます。

とは言え、今回の「TENET テネット」は、少し難易度が高いのかもしれません。

私は、本作がクリストファー・ノーラン監督の集大成的な作品で、これが「多くの人たちが楽しめるエンターテインメントのピークのライン」だと思っています。

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02403500/

 

○評価:★★★★★(5.0)

断言します!間違いなく2020の作品の中で一番すごい映画でした。

すごいの意味としてはその内容の面白さであったり、スタントやCGなしの撮影方法であったりと多くありますが、私がその中でも特にすごいと感じたのはこの作品への発想力です。

様々な映画の中でタイムループや、過去に遡りやり直す映画はありましたが、ここまで逆行という存在を主軸に圧倒的なクオリティを使った映画は他にはないと思います。

物語の前半は逆行のルールを理解するためにあまり理解できずにいましたが、後半にかけてからの大逆転、だいどんでん返しがすごかったです。

久々に映画を見て心から打ち震えるほどの鳥肌が立ちました。

この映画は一回では完璧に理解できないと思います。二回目、あるいは考察を読んで
全てを知った時思わずすごいという言葉と、鳥肌が立つこと間違いなしの映画だと思います。

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02482280/

 

○評価:★★★★★(5.0)

量子論が発展するに至り、時間跳躍的ストーリーが「バックトゥザフューチャー」のような一本道で話される内容と違い、量子論的な多次元宇宙での内容に移り変わって行き、TENETのような新たな時系列の表現が実現されるようになったのに感動しました

TENETという題名自体が回文であり、ポスターもそういう表現があり、あらゆる部分が回文的な構造があり、クライマックスが「TEN」と「NET」の挟撃作戦という徹底的な作り込みです。

本当に良く練られたシナリオです。そのいくつにも挟み込まれたストーリーもしっかりとした演出で、実際にありえそうな世界を表現しているからこその説得力あります。

そして、この話の中で現れる同僚との共闘によって得られる友情。この演出こそが厳しいストーリーでの一服の清涼剤になってくれます。

この悲劇的なストーリーが単なる悲劇として終わらないのは、彼との友情こそが大事なシーンでの演出となったからではないかと思います。

満点とするには、少しためらいがあります。物語がかなり複雑で全員が理解できるのか?という部分でです。

しかし、それ以上に何回も観るべき作品であり、観ないと判らない、観てこそ判ってくるその複雑さと面白さを作り上げたこの映画に満点を出したいと思います。

(出展:https://eiga.com/movie/92400/review/02463700/

 

高い評価を付けた人でも一回観ただけではストーリーについていくのは難しい印象を持っていますね。

 

なんだか難しそうに思うかもしれませんが、前半でお話した「時間の概念」や「タイムライン」や、実際見た人の感想を読むことで、何も知識がない状態で見るよりは分かりやすくなるのではないでしょうか。

「見てみたいな」と思ったら、こちらのリンクから直接『TENET テネット』をご覧くださいね。

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本ページの情報は2021年1月時点のものです。
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