映画『透明人間』はH.G.ウェルズのSF小説が原作で、1933年に映画化されました。
そして2020年。それを現代風にリブートした米豪合作のホラー映画が制作され公開されました。
今回はそのリブート版の映画を紹介しつつ、怖いのか、またどれくらい怖いのか、その見どころについてお伝えしたいと思います。
また実際見た人の評価と感想についても紹介していきます。
尚、ここから先はネタバレ情報を含みますので、「ネタバレは嫌だ!見るまで何も言わないで!」という方は、こちらのリンクから直接『透明人間』をご覧くださいね。
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「透明人間(映画)」は 怖い
冒頭でお伝えしたように、この映画の原作の小説「透明人間」は、ジャンルで言うと「SF(小説)」です。
ところが映画のジャンルは「ホラー(映画)」なんです。
「SF」から敢えて「ホラー」仕立てにしたということは「怖さ」を前面に押しているということは言うまでもありませんね!
じゃあ、どんな風に、どのあたりが怖いのか?
「怖さ」を求めているあなたには更に次の点をお伝えしたいと思います。
「透明人間(映画)」の怖さと見どころの解説
『透明人間』 の怖さは大きく分けて3種類あります。それは、
◎霊的な怖さ
◎人間の怖さ
◎主人公が豹変していくさま
それぞれについて、少し説明を加えますね。
霊的な怖さ
厳密に言うと「霊」ではなく「透明人間」なのですが、特に前半では主人公に色々なことを仕掛けてきます。
例えば、タオルケットをかけてきたり、シャワーでのシーンなど、見えない誰かが迫ってくる怖さ。
まるで霊の仕業のように感じます。しかもそれが一挙にではなく、じわじわとやってくる怖さをカメラアングルがうまく演出しています。
音楽も不気味な感じで、しかも音量も大きく、まさに「視覚」と「聴覚」から怖さを感じ取ってしまいます。
人間の怖さ
主人公に対して色々なことを仕掛けてきては、痕跡をところどころに残しています。そのため、生きている「人間」がやっているかのように感じます。
これはまるで「(あなたのことを)見ていますよ」といったストーカー的な怖さです。
そしてそれが徐々にエスカレートして行き、どんどん怖さが増していくのです。
「サイコサスペンス」のドラマを見ているような感じです。
主人公が豹変していくさま
映画の後半部分では、この主人公がどんどん豹変していくのが分かります。
最初は怖さに怯えている情緒不安定な感じなのですが、次第に精神異常者のような表情と行動をしていくようになります。
その豹変していくさまは恐ろしいほどです。
「透明人間(映画)」のみんなの評価
それではこの映画を見た人の評価と感想を見ていくことにしましょう♪
評価は5段階評価で表しています。
※著作権の関係があるので、原文の意味、ニュアンスを変えずに書き改めています。
原文は出展URLからご確認頂けます。
低い評価
それでは先に「低い評価」の感想から見ていきましょう。
評価:★★☆☆☆(2.0)
ケビン・ベーコンの「インビジブル」と比べると期待はずれに思えました。
完全に見えないことで本来なら恐怖を煽る撮り方(何も無い空間を、さも何かあるように写すなど)も、逆に見え無さすぎて、そういう演出なんだと冷めてしまいました。
透明人間に襲われているシーンも、一人でドタバタしてるだけにしか見えず、笑ってしまいました。
そのあたりで睡魔に襲われ、気付いたら終わっていた…そんな映画です。
評価:★★☆☆☆(2.0)
映画自体は悪くないが、エリザベスモスに魅力がなさすぎる。
キリングミーソフトリーのヘザーグラハムのように、女の信じる情愛と恐怖、ジョセフ・ファインズの男の不器用で歪んだ欲が、全く描かれておらず、映画に感情移入できない。
端から恋愛関係が存在してない。
別にキリングが良いと言うわけではないが、まるで金目当てに結婚したらオタクで気持ち悪いから嫌だという女みたいに見えてしまう。ずっとそれが画面を支配しているので辛い。
評価:★★★☆☆(3.0)
中学生だけに見せるには、お金もかかっているし勿体ないが、大人が深く考えず、頭を空っぽにして見るにはよい映画。
主役が美人でなくリアル路線だったのが残念。
この手の映画は超美人で、どんな人でも感情移入しちゃう位のレベルの女優を主役にしてほしかった。
この主役は超糞女でアイアンマン(アベンジャーズ)をズタズタに身を心も滅ぼしてしまう悪女。
透明人間をテーマにつくる映画では、何もない所を画面に映したら、そこに”何かが居る!”事がお約束なのに、この映画では、そのお約束を破る事がしばしばあったり、これは減点物の演出だと思う。
しかし露出と色遣いを丁寧に行い、高性能カメラをうまく生かしていたと撮影は好印象だ。
透明人間を扱う映画なら「インビジブル」の方が心の葛藤が入っていると思う。
高い評価
それでは、高い評価の感想を見てみましょう。
評価:★★★★☆(4.0)
ホラー映画と思って観ていましたが、サスペンス映画でした。
見えない透明人間のエイドリアンの存在をどう証明するのか、セシリアがエイドリアンに追い詰められながら模索していくという内容でしたが、ホラー要素があまり感じられず、怖くはなかったです。
気持ちが悪い陰湿な場面は多々ありそういったところは楽しめました。
また、海外ホラー映画では定番と突然の出現で驚かせる展開は今回もあり、一度声を上げて驚いてしまいました。
見えない存在の攻撃をどう表現しているのだろうと撮影方法が気になってしまいました。演出が素晴らしかったです。
内容についてですが、正直終盤の展開は読めませんでした。そういった意味でもサスペンス作品だなと感じました。
また、セシリアが透明人間と直接対決する場面では「頑張れ!」って応援してました。セシリア役の人の演技が自然で物語に入り込んで観ることができました。
不満点としては、かなり荒唐無稽でツッコミどころがあるように思いました。
観客を振り回す見事な脚本の作品だったので、その部分が残念だなと思ってしまいました。
全体的には、面白いと心から思える近年稀な映画で、予想以上に楽しめたので満足です。
評価:★★★★☆(4.0)
後半までは何も透明人間の正体は語られず、ストーリーが淡々と進んでいきますが、一見退屈に見えてしまうシーンでも常に何者かに見られている様な緊張感があり、誰かがいる様に映す撮影技術により、恐怖心を煽りシンプルに怖さを追求していると感じられました。
個人的にはラストシーンが好きで、冷静でいられる主人公の狂気的な怖さや、痛快感のある演技に痺れました。
インビシブルとは違った楽しみ方ができる秀作です。
評価:★★★★★(5.0)
のっけから緊張感が凄い!そしてそれが最後まで続くので、息つく暇もない。
透明人間といえば昔「インビジブル」という映画があったけど、あれは透明になる側が主人公で、透明人間になってしまう苦悩から徐々に精神が壊れていってヒロインか誰かを襲い始めるんじゃなかったかな。
この映画はは被害者側からの物語。そしてサスペンス色に振り切ってる。
誰もいないシーンをじっと映す。何もないんだけど、意味深に映すので、そこにきっといるのだろうという怖さ。
それだだけでなく、驚かせるシーンもきっちりあるし、話の展開でもヒヤッとさせられるから、飽きません。
個人的には、妹のあのシーンと、脚立のあのシーンがまじでゾッとさせられました。
「低い評価」を出した人は、キャスティングへの不満や「インビジブル」との比較をしているようですね。
しかし全般的には「高い評価」をしている人が多く、「インビジブル」とはまた違った面白さを楽しんだようです。
また「怖さ」を楽しんだという主旨の感想も多々ありますので、やっぱりこの映画はホラー物が好きな人にはピッタリの作品であることは間違いないでしょう。
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本ページの情報は2021年1月時点のものです。
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